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分割したタンパク質ユニットから構成される480量体人工ヌクレオカプシドの論文がPNAS誌に掲載されました

  • 執筆者の写真: Naohiro Terasaka
    Naohiro Terasaka
  • 5月28日
  • 読了時間: 1分

寺坂特任准教授が共同筆頭著者である論文がProceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America誌に掲載されました。


M. D. Levasseur*, N. Terasaka*, A. Steinauer, S. Tetter, S, Pfister, B. H. Meier, D. Hilvert. An engineered closed-shell, two-component, 480-subunit nucleocapsid. Proc. Nat. Acad. Sci. USA. 123(22), e2530090123 (2026)


ウイルスカプシドや細菌のマイクロコンパートメントなどの天然のタンパク質シェルは、機能性分子を保護・送達する合成コンパートメントの設計に向けた取り組みの手がかりとなってきました。本研究では、非ウイルス性の、人工的に進化したヌクレオカプシドを2つの断片に分割し、それらを再構築することで、自身のmRNAを封入する閉じた2成分構造の480サブユニットからなるケージを形成できることを示しました。この再設計により、元の構造と選択的なRNA封入能が維持されると同時に、内側および外側の表面に新たな改変可能な部位が創出され、内部の荷物の結合と外部からの修飾を同時に制御することが可能となります。その結果得られた2成分構造は、合成ヌクレオカプシドの構造的可塑性を明らかにするとともに、バイオテクノロジーや合成生物学に向けた、モジュール式で進化可能なタンパク質コンテナを構築するための汎用的な戦略を提供するものです。

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